Code Chrysalis Demo Day 13
September 29, 2020
CC13 Demo Day
今回は、9月25日に行われた、CC13 Demo Dayについて書かせていただきます。
このイベントは、Code Chrysalisの受講生チームが、制作したアプリを発表する場です。
東京で行われていますが、動画はyoutubeでも視聴することができます(ほぼ全て英語です)。
*Code Chrysalisとは エンジニアのトレーニングの機関(言語はJavaScript)で、コースは基礎コース、基礎習得者向けコースの2つがあります。 詳しくはこちらをご覧ください。 Code Chrysalis Coding Bootcamp | Tokyo *youtyube Code Chrysalis - YouTube
私はまだアプリの開発経験はなく、
短期間の受講生が、いったいどんなアプリを作ったのか、
機能、きっかけ、開発中に直面した課題など、
今後の参考になることがたくさんある発表でした。
チームによっては、海外や、北海道在住のメンバーも含まれ、
開発をオンラインで行ったと聞き、
この業界には足を踏み入れたばかりですが、
時代が進んでいるのを感じました。
また、基礎習得者向けコースの期間はたった3か月で、
その期間で、ここまで開発できるということにも驚きました。
以下に、今回発表があった4つのアプリとチームについて、簡単に書かせていただきます。
1.Kodokura
アプリ名の由来:孤独+クラブ
チーム名:Men of SUMMERアプリ名:
- 着想
人はには集団に所属したいという欲求がある。また、大人の約半数が孤独を感じている。だから、人とコミュニケーションをとる機会を増やし、孤独を和らげたい。
-
機能
- チャットで、面識のない世界中の人とコミュニケーションができる。
- システム側がユーザーの言語や興味などを元に、話しやすい相手をマッチングをしている。
- 3Dのかわいいアバターを使える。
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将来追加したい機能
- 絵文字
- フレンドリスト
- ミニゲーム
- 新しいアバター獲得システムなど、
-
開発上、大変だったこと
- リアルタイムのマッチングシステムの開発。
- 3DのアバターをUIに入れること。
- リモートでの開発。
- 異文化・多言語のチームでのコミュニケーション。
2.Munchfy
アプリ名の由来:Munch (eat) + identify
チーム名:Uncle Shaun
- 着想
一人、あるいは、誰かとレストランに行くときに、食事に行く人(達)の食の好みを満たすようなレストランを簡単に見つけられるようにしたい。
-
機能
- ユーザー情報(食の好み、予算、場所)から、おすすめのレストランを提案する。 下へのスクロールで詳細情報を、フリップで次のレストランを見れる。
- レストランのお気に入り登録、リスト表示ができる。
- Googleマップへのリンクがあり、すぐに行き方が分かる。
- コードを発行・共有して、人と食の好みなどを共有できる。結果、その人と自分のユーザー情報を基にしたレストランを提案できる。
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大変だったこと
- IOSとAndroidの両方用にアプリを作ること
- サービスにあったデータベースとプロバイダーを見つけること
- レコメンドシステムの開発
-
将来追加したい機能
- おすすめデートスポットの提案
- カバーしている都市の追加
- 翻訳機能(日本語→英語)
3.Music Wand
チーム名:Musicmens
- 着想
(特に触れてませんでしたが、素早く分かりやすく音楽を作れるようにしたいのだと思います。)
-
機能
- シンプルで使いやすいレイアウトで、音楽を作成できる。
- 作成した音楽をリスト表示、編集、再生できる。
- すべて4分音符で休符は搭載せず、ドラッグの位置操作で感覚的に音が鳴るタイミングを調整する。結果として操作はシンプルで早くなる。
- テンポを調整できる。
-
大変だったこと
- 音符をデバイスに合わせて表示すること
- 音符をドラッグして、楽譜の意図した位置に移動させること
- データベースとローカルを同期すること
-
将来追加したい機能
- 複数のトラックの同時再生
- フレンドとの音楽共有
- クラウドでの音楽のバックアップ
- 4分音符以外の長さの音符の導入
- 様々な楽器の音の導入
- コメントやノート機能
- 再生中の音符へのハイライト
4.Furball Parents
チーム名:Hachiko
-
着想
- 忙しいと、ペットの世話についての情報管理が大変なので、楽にしたい。
- 日本では39.8%もの人がペットを飼っており、一人当たり、グルーミングだけで月に5000円以上を使っている。潜在ユーザー数が多く、市場としても魅力的。
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機能
- 複数のペットのプロフィール(名前・性別・誕生日・写真)を登録できる。
- todoリスト(ペットの世話に関することを忘れない用)を作成できる。
- ペットごとに、散歩の情報を記録できる。
- 散歩時間の記録(ストップウォッチ機能で測定)とグラフ表示(日ごと)
- 散歩中のペットの気分(5つの表情アイコンから選択)
- 排便の回数・状態
- その他の情報(コメントで)
- 餌を、与えた量の何パーセント食べたかをグラフで表示(日ごと)できる。
- ペットの体重の変化をグラフで表示(日ごと)できる。
- 獣医にかかったときの情報 (病院名・医者の名前・ワクチンの名前・薬の名前)を記録できる。
- その他、アルバム、カレンダーなどの機能がある。
-
大変だったこと
- Dart(未経験のプログラミング言語)での開発
- ウィジェットの調整
- スタックの管理
- 開発環境での開発者の認証
- 画像ストレージの導入(開発途中で、追加する必要性に気付いた)など
-
将来追加したい機能
- アラーム・通知
- カレンダーとアルバムのリンク
- AIによる写真の中のペットの認証
- SNSでの情報共有
- 散歩で歩いたコースの地図表示
以上です。